綱引き、盆踊り―短時間に行事が凝縮された多忙な夏祭り
馬渡島の住人は仏教とカトリック教徒がほぼ半分ずつ。古くから住む仏教徒が漁港付近の本村に、カトリック教徒は山側の新村に点在して住んでいます。
漁港側の本村では、8月14日、15日、島の青年団が中心となって賑やかに夏祭りが行われます。正月には島に帰らない若者もお盆の夏祭りには帰るとか。
14日夜、青年団は初盆の家庭を回り、庭で盆踊りをして魂を慰めます。15日は夏祭り本番。20時に花火を打ち上げ、それを合図に青年団はまた初盆を迎えた家の庭で盆踊りを踊り、それが終わると本村の住人が東西に分かれて綱引き。次は馬渡盆唄に合わせて盆踊りの始まりです。100年ほど前から伝わる盆踊りは島のオリジナル。長老から若者に伝えられてきました。盆踊りが終わって精霊流しをするのは、夜中12時に近くなった頃。約4時間、ぎゅっと濃縮された忙しいお盆の夏祭りは幕を閉じます。
本村のもう一つの楽しみ、10月第4土・日曜は馬渡神社のおくんちの日。神輿が地区を回ります。その年、くんちを取り仕切る「座」と呼ばれる地区の班がくんち料理を作り、座の船が安全祈願のために海を周回します。馬渡神社では餅まきも行われ、住民は家々を回って、酒を酌み交わし地区の絆を深めます。
お大師さん信仰が人と人をつなぐ
お大師さん信仰が根付いた本村では、毎年旧暦3月21日、各家庭から女性や子どもが参加して、各家々と島の八十八カ所に据えられたお大師さんを一日かけて巡り、最後は観音堂で巡りおさめます。旧暦8月21日にも個人で巡りますが、信仰の厚い島の人々は、毎日のように観音堂で祈る人も多く、人が集まるコミュニケーションの場になっています。
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