伝説が伝説では無くなった「武寧王」の生誕地
佐賀県の最北端の加唐島。自然の入り江があることから、日本と大陸をつなぐ航海の要衝でした。そのためか、6世紀前半に活躍した百済(現・韓国)の第25代国王「武寧王」が誕生した島という伝説が残っています。
日本書紀によると、461年、百済国王加須利君が倭国(日本)と同盟関係を結ぶために弟を日本に差し向けたと伝えられています。その時に同行した側室が加唐島で子どもを産み、この子が後の武寧王だと記されています。島には永年、武寧王がオビヤ浦の洞窟で生まれ、そばにある井戸は産湯に使ったと言い伝えられて来ました。
その伝説を裏付けるように韓国では武寧王の墓誌石が発見されて日本書紀に登場する武寧王の生誕年月が一致し、「生誕地は加唐島」という論文が2000年に韓国の史学雑誌「史学研究」に発表されると、にわかに加唐島は注目されるようになりました。
加唐島の武寧王生誕祭で広がる日韓交流の輪
以来、「百済武寧王生誕海峡地国際シンポジウム」が開催されるなど、加唐島と武寧王を架け橋にした日韓の草の根交流に進展しました。毎年6月上句に行う「武寧王生誕祭」には武寧王の墓がある韓国・公州市からこれまで約350人が参加しています。海の幸のバーベキューに舌鼓を打ち、韓国の華やかな舞踊が披露されれば、加唐島の子どもたちが「加唐ソーラン節」で見事な踊りを見せるなどして交流の輪を広げています。
こういった交流が認められて、今年、加唐島は「百済武寧王生誕の伝承」で「島の宝100選」に選ばれました。
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